エジプトで断裂した前十字靭帯の再建手術の日取りが決まった。
術後はしばらく海外にも行けそうにない。その前にヨーロッパに戻りたいところだが、まだ航空券高騰と円安の影響は続きそうなので少し興味のあったベトナムへ。
ホーチミンとハノイ、どちらに行こうか迷っていろんな方のブログを拝見したが、ホーチミンは都会・ハノイは混沌と書かれている記事を発見した。ディープスポット好きの私はもうハノイしか頭になかった。しかしハノイの世界遺産であるハロン湾やタンロン城址などはあまりそそられない。サパで少数民族に会うのは楽しそうだけど、靱帯断裂中だからハイキングは無理そうだ。ホイアンまで飛行機で行くのもめんどいな。
うーん、どうしよう。ベトナムで好きなものは"バインミー"。それならひたすらバインミーを食べ歩く旅行にしてみよう。ついでにエステも。
■10月上旬の成田空港
成田空港に到着。前回のエジプト旅行とは違い空港も賑わっている。この写真に写っている人たちはほとんどがベトナム行きに乗る乗客。ベトジェット、バンブーエア、ベトナム航空のほとんどが同時刻の離陸。保安検査場は長蛇の列。
■初めての搭乗。バンブーエアウェイズ
今回は2019年に就航したばかりのバンブーエアウェイズを利用。チェックインカウンターのスタッフも、乗客もほとんどベトナム人。ビックリしたことにバンブーエアウェイズは国際線のオンラインチェックインは対応していない。カウンターでチェックインなんて10年ぶりくらいな気がする。
A321neoというちょっとくたびれてる感ある小さな飛行機。しかも汚れてるし。座席は3-3で真ん中になってしまった。左右はベトナム人。約6時間のフライトだというのにモニターはなし。アメニティも一切なし(ブランケット、枕の貸し出しはあり)。機内Wifiで映画が見れるようだがイヤホンもないのでひたすら機内誌を読み込むか、瞑想することで時間を潰した。ヘッドレストは分離していないのでサイド部分を立てることもできない。これは年取ったらキツイな。
機内食はまあまあ美味しかった。
機内食を選ぶときCAの言葉がなんだか聞き取りづらい。これがベトナミングリッシュか~。と思ったが私はベトナム人だと思われていてCAさんはベトナム語で私に話しかけていたのだった。これは始まりにすぎず、帰国するまでどこに行っても誰と話しても、ベトナム人だと思われてベトナム語で話しかけられるのだった。
吸い込まれそうな青空。エジプトの砂漠の空を思い出す。
同日午後にハノイ・ノイバイ空港に到着した。
■センターポイント ハノイ ホテル に宿泊
ホテルの詳細は別記事へ。執筆中。
■グルメなガイドと巡る、少人数のハノイストリートフードツアー
いよいよベトナム観光が始まる。久しぶりの東南アジアなので観光初日はこのツアーに参加してみた。3時間で約6店舗ほどを巡る。
ツアーの待ち合わせ場所はホテルから徒歩3分ほどだけど何度もバイクに轢かれそうになった。信号なんてないようなもので、道を渡るのも一苦労。ハノイの街中は想像以上に汚い、臭いし、うるさい。なんてとこに来てしまったんだ。早く帰りたい😢
こんな状態なのに更にスクーター売ろうとしてるYAMAHAはおかしいよ。犯罪に近い。信号や横断歩道はあって無いようなものだから黒Tの男みたいに無理矢理渡るしかないんだよ。ヒジャブとブロンドは途中で諦めてた。#hanoi202210 pic.twitter.com/APBEQwOq6c
— さくらは一人旅が好き。next🛫? (@sakusakuchan9) 2022年10月10日
そんなマイナスな気持ちでガイドと他の参加者と挨拶を交わしたが、この日の参加者はアメリカ人のおじさん、シンガポールの女の子、オーストラリアの男女で、日本と違って初対面の人と握手で挨拶する習慣がある。全員と握手をして挨拶することでジメジメしていた気持ちがぱっと明るくなった。握手の習慣っていいよね。日本でもやりたいんだけど変な人と思われちゃうよね。
1店目へ向かう。狭くて小汚い路地裏にある有名なフォーのお店。日本人にはあまり知られていないようで日本語の口コミもない。
汁なしフォー、モツ煮込みフォーのようなものが有名らしい。
我々が頼んだ汁なしフォー。フライドオニオン、パクチーがトッピングされている。麺の下には生の細いモヤシ。味は少々濃い目だがこのモヤシが良い感じに中和してくれている。量は少なめだがとても気に入った。また行きたい。
2店目はホアンキエム湖近くのビアホイにてパパイヤサラダとライムジュース。甘酢のドレッシングにシャキシャキのパパイヤが美味しい。豚肉はチャーシューのよう。再訪したかったが常に混雑していてなかなか入店できず諦めた。
お店はこんなに混雑している。人が立っているあたりが通路だが、テーブルが路上にも出ているのでギリギリすれ違えるくらいの狭さ。白人観光客がとても多い。
3店目は私が一番気に入ったお店。汁なしブンのお店。ハーブの下にはたくさんの魚の皮のフライが隠れている。カリカリに揚げられていてハマってしまった。1店目と比べて量は多め。欧米人たちは苦手なようでほぼ残していたが、私は気に入りすぎて翌日一人で行った。
この店では魚の身のフライも有名のようだが、そっちは臭みが強く私は苦手な味だった。
4店目は初めての本場のバインミー。このお店はベトナム感が強くなくて普通のサンドイッチを食べているようでちょっと拍子抜けだった。
ベトナムの路上にはこんな大木がたくさん生えている。シンガの女の子も写真を撮っていた。
横浜にも支店があるエッグコーヒーの店。ティラミスを液体にしたような感じで超甘い。普段ブラックコーヒーをよく飲む私にとっては一度飲めば十分なものだった。
最後はいろいろなデザートを扱うお店。デザートだけで10種類以上のメニューがある。ガイドのオススメはとうもろこしのチェー。これが一番伝統的なデザートだそうだ。しかしとうもろこしの味はほぼしない。これも一度で十分な味。
氷が少し入っていたが、お腹を壊すことはなかった。
ツアーはここで終了。緊張したけどいろいろな国の人と会話ができて良かった。もっと英語力があれば彼らの英語の訛りも理解できたかな。
ガイドと別れて一人で夜の街を堪能することにした。つい数時間前までは早く日本に帰りたいと思っていたけどハノイの雰囲気が気に入ってしまった。
■週末限定のナイトマーケット
ホアンキエム湖周辺では毎週土日にナイトマーケットが開かれている。
ブランド物の偽物や派手な柄のワンピースなどが売られている。洋服は約300円ほどで購入することができる。薄手のコットン100パーセントなので真夏のパジャマ用にいくつか購入した。
食べ物の屋台もたくさん。衛生面が心配で購入しなかったが、チャレンジしてみれば良かった。屋台は移動が激しくて、右の串焼きの店は30分後にはもう別の場所へ移動していた。気になるものがあればすぐ購入するのが◎
近くにDJブースが出来ていてかなり盛り上がっている。どうやらベトナムで有名なDJが来ていたようだ。小さい子供連れもたくさん。
音量注意😵ハノイも良い意味でイカれてるね〜。夜10:00でこの騒ぎ。小さい子供もたくさん。イベントの主催はYAMAHA。#hanoi202210 pic.twitter.com/39tKQgbjbh
— さくらは一人旅が好き。next🛫? (@sakusakuchan9) 2022年10月8日
このイベントの主催はYAMAHAだった。交通ルールがめちゃくちゃな国にさらにバイクを売ろうとするなんて。
切り絵や飴細工の屋台には子供たちが群がっていた。昔の日本みたいで懐かしい雰囲気。
この写真の真ん中あたりにあるバインミーのTシャツを買った。1,000円くらいしたが、他の安いTシャツと違って肌触りがイイ!黒と白の2着購入。でも本当ならもっと値切れると思う。
歩き疲れてきたのでそろそろホテルへ戻る。DJブースはまだまだ盛り上がっていた。
ホアンキエム湖のライトアップはちょっと品がなくて中国みたい。
(つづく)
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