2022年4月、私の誕生月ということで何度かリピートしている海が庭みなとやさんへ宿泊してきた。今回で4回目くらいの宿泊だったと思う。これからも1年に1度は宿泊したい。リピート割引もあるので公式HPから直接予約するのがオススメ。
■城ヶ崎八幡野海岸 海が庭 みなとや
■2022/04下旬 平日宿泊
■海洋深層水の檜風呂付客室
■波-nami-コース 【地物刺身盛り・金目鯛の煮付け】&海浜料理DXプラン
■2名/44,000円(1名/22,000円)
この日は残念ながら曇り空。それでもこの大きな窓から見える景色にはいつも感動する。平日だったこともあり宿泊は私達のみ。
洗面ボウルは2つで広々。中年向けだが化粧水や乳液も置いてある。
お部屋は広々12畳。コロナ禍だが布団敷きは食事中にやってもらえる。
酸っぱさ控えめの女将が漬けた梅干し。
ダイビングショップが近くにあることから、日中は日帰り客も受け入れている。その間は大浴場は男女別となっている。夜～チェックアウトまでは貸切OK。
部屋の海洋深層水のお風呂。小さくて足も伸ばせないほど小さい浴槽だが、この小ぢんまりさがとても好きだ。夜は漁火やムーンロードを見ながらお風呂に入ることができる。
お風呂のない部屋との差額は一人2千円ほど。大浴場は伊豆高原温泉、部屋風呂は海洋深層水と一泊で2種類のお風呂に入れるのなら必要経費と言える。私はいつもこのお風呂に5回くらい入る。特に夜中に長風呂するのが好き。
部屋から見える港にも徒歩で行くことができる。
いよいよ夕食が始まる。本来なら2階の客室は部屋食になるのだが、1階の個室を利用してもいいとのこと。女将にどっちのほうが楽か聞いてみたら1階個室というのでそちらで。
随分とさっぱりした献立表だが、30代の働き盛りの男性でも食べきれないほどの量が出てくるのだ。
前菜はホタルイカの沖付け、ごま豆腐、ソラマメ、明太子と糸こんにゃく、二色卵。
季節の魚の盛り合わせ。
伊豆の定番、金目鯛の煮付け。これは伊豆の他の旅館でも良く出てくるが、ここのものは煮汁が濃厚で一番美味しい。上に乗っている生姜の薄切りも美味。
夫はご飯を2杯もおかわりしていたが、普通の人なら最後まで完食できなくなるためご飯は少なめにするのがオススメ。この煮付けだけは翌日の朝食に回すこともできる。
女将が漬けた果実酒。飲み比べセットを2つ頼んだので全種類コンプリート。
タケノコ、ワラビ、魚卵の煮物。何の卵かわからないけど感動する美味しさ。
鮑は卓上用の小さなコンロで女将が焼いてくれる。個室に香ばしい匂いが充満。レモンと醤油をちょっとだけ垂らしてシンプルに頂く。
これも伊豆の旅館定番のカサゴの姿揚げ。これは確実に伊豆で一番。身を別で揚げているので骨は煎餅のようにカリカリ。そのままでも塩味が効いておいしいが、おろしポン酢をつけると更に美味しい。
サザエのウニ和え。この時点で結構満腹だが、美味しすぎるので手が止まらない。
満腹で苦しいときに酢の物で生き返る(写真撮り忘れ)。小さなガラス瓶に入っていて芸術品のよう。ヨモギの生麩がモチモチして、生麩ってこんなに美味しいんだと驚いた。
まさかの、ここでお寿司が出てくる。ネタは肉厚で、味の隠し包丁は芸術の域。
今回は誕生日祝いの旅行だったのでケーキを頼んでおいた。追加料金はなく、誕生日の証明なども必要なし。
台湾カステラとヨーグルトのババロアのケーキ。満腹だったので部屋に持ち帰り一口だけ食べて残りは翌日にしようと思っていたのだが、あっさりとした酸味のあるババロアとふかふかのカステラ、美味しすぎて瞬く間に一人で完食してしまった。
1階にある御影石の貸切風呂。写真右のバルブをひねると源泉が出てくる。このレトロな感じも非常に好み。
翌朝の男湯(貸切)からの景色。晴れていれば日の出が見えるのだが昨日に続き曇り。
翌朝の朝食。夕食だった金目鯛の煮付けはわざわざ温めて盛り付け直してくれた。
特別感動するものはないのだが、定番の旅館の朝食である。前日は金目鯛で白米を食べるのを我慢したので、2杯もおかわりしてしまった。
総合評価
□部屋 ★★★★☆
古さはあるが清潔なお部屋。エレベーターはないので年配の方は辛いかも。
□風呂 ★★★★☆
温まりすぎず、ちょうど良い。大浴場からの日の出は最高だが、循環なのが唯一残念。部屋風呂の小ぢんまりした雰囲気や御影石風呂のレトロ感は大好き。
□料理 ★★★★★
高級旅館のような丁寧な料理。金目鯛の煮付けとカサゴの姿揚げは特に最高。
□接客 ★★★★☆
女将は小柄で可愛らしいおばちゃん。ちょっとそそっかしいところもあるが実家の母のような安心感。
□再訪 ★★★★☆
あり。誕生日ケーキがあまりにも美味しかったのでまた誕生月に訪問する。
