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【エジプト5泊7日】感動の朝日とピラミッドに沈む夕日④

エジプト3日目の朝が始まった。

 

余談だが、このブログを書き始めた9月上旬、コロナに感染した。
エジプトではずっとノーマスク、アルコール消毒は食事時のみ、という生活でも感染しなかったのに、まさか日本で感染するとは。
初日に37.5°の熱が1日だけ、そのあとは2週間ほど咳と痰が止まらず、嗅覚もなくなった。
このこともいずれ記事にまとめる予定。

 

■太陽が昇る瞬間。

夜中は月が眩しすぎてなかなか寝付けない上に、肌寒さで何度か目が覚めてしまった。
しかし三度寝くらいで爆睡してしまい、気がついたら空が明るくなって朝日が昇るところだった。

大急ぎで"私の場所"に登って日の出を眺めた。ムハンマドはまだ寝ていた。

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私の地元は海が近いから元旦には毎年初日の出を見に行くが、それを上回る感動だった。早起きが苦手な人も頑張って起きるべし!今後初日の出を見るたびにこの朝日を思い出すだろう。
そしてじりじりとした暑さも戻ってきた。

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名残惜しいが、”私の場所”を去る時間がやってきた。このツアーではいろいろな絶景スポットを回ったが、一番気に入ったのは前回の記事にあるムハンマドの秘密スポットと、”私の場所”だった。
私は昔から古い建築が好きで、ヨーロッパのお城や教会など人が作り上げたものが好きだったんだけど、今回のキャンプでは自然もいいな、と初めて思った。これからの旅行は自然も視野に入れて行先を選ぼうと思う。

ちなみに、トイレなんてものはないので岩陰にしゃがんでするしかない。
野●も初めての体験だった。


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私とフェネックの足跡。フェネックには会えなかったが、足跡はたくさんあった。
(砂に足をとられないように歩くとガニ股になってしまう。普段からガニ股なわけではない。)


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衝立のむこうでムハンマドが朝食を作っている。


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朝食は平らなオムレツにアエーシ、チーズといったシンプルなもの。
チーズとジャムは常温保存されていたので、ちょっと手を出せなかった。


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白い石灰岩は、よく見ると貝の化石が。


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キャンプの設営を片付けてバハレイヤオアシスへ戻る。
ネフェルティティの岩。

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鳩。


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鷲。


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結構頑張って登った。


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最後のセルフィー。ここから2時間ほどかけてバハレイヤオアシスに戻る。
ムハンマドは好青年だが、最後まで私の名前を覚えてくれることはなく、終始Desert QUEENと呼ばれていた。「さくら」と言う名前は発音し辛いの?今回の旅で私の名前をちゃんと呼んでくれた人は一人もいなかった。


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バハレイヤオアシスの温泉。エジプトの砂漠には温泉が多い。昨日寄ったところとは別。こっちは鉱泉ではなく温泉なので暖かく、今の季節に入るのは辛いので足湯だけさせてもらった。お湯はほとんど同じ感じ。

 


ホテルに戻ってきた。宿泊した部屋のシャワーを使わせてもらった。バステト女神たちともここでお別れ。

とてつもなく疲れたが、今までにないほど良い経験が出来た。うまく言えないが、爽快でクセになる体験だった。このあとカイロで3日過ごしたが、エジプトで一番気に入ったのはエジプト考古博物館でもなく、ピラミッドでもなく、ラクダでもなく、砂漠だった。
2泊3日のツアーもあるので、次回はぜひ参加してみたい。

 


今回の経験から、キャンプでの持ち物をまとめておく。

■砂漠ツアーの必需品

・市販の胃腸薬。お腹を壊すような食べ物はなかったが下したら最後、ここは砂漠なのでトイレはない。
・絆創膏。途中から裸足で歩いたが、石灰岩には貝の化石も多く踏んだら痛い。前回の記事の通りソリで指を怪我する可能性もある。
・軍手。ソリをやりたい人は必須。
・汗拭きシート。湿度が低いので肌がべたべたして気持ち悪い、なんてことはないが、砂まみれになるので必須。
・スニーカーよりサンダル。砂が入り込んでも水洗いできるサンダルがおススメ。険しい岩場を進むこともあるので、踵までしっかり固定されるものがいい。
私はこれを履いてた。

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逆に必要なかったものは、飲食物。水や食べ物はツアー代金に含まれている。ペットボトルの水もたくさん用意してくれている。
そして化粧品。化粧なんて直してもすぐ崩れる。当然お風呂にも入れないので化粧直しも出来ない。私は終始日焼け止めのみで過ごした。眉はティントで。

 

■砂漠ツアーの申込方法

下記からカード払いで申し込みができる。一人だと約3万円+カイロへの送迎2万円(ドル支払い)となかなか高い。1グループごとの価格設定で、完全にプライベートツアーなので一人旅だと割高になってしまう。
他のツアーだとナギーサファリというツアー会社もなかなか良さそうだった。

www.tripadvisor.jp

 

しかし、カイロへの送迎は代金に含まれておらず、トリップアドバイザーからは申込ができないのでムハンマドに直接申し込む必要がある。InstagramのDMまたはインスタプロフィールに記載してあるWhatsAppが便利。返信は割とすぐに返ってくる。

 

Login • Instagram


これを見て砂漠キャンプに興味を持ってくれた方、ムハンマドに連絡するときは、「Desert QUEENのブログ(orインスタ)を見て」と言ってくれれば話が通じやすいと思う。

そしてもしできることなら、ムハンマドに日本のプラスチック製のソリをプレゼントしてあげてほしい。私の指が傷だらけになったことで、結構ショックを受けていた。

 

■優しい店員さんがいるサービスエリア。

f:id:sakuratoanne:20220821094722j:imageいよいよカイロへ戻る。
ここは砂漠の真ん中にあるサービスエリア。行きも同じ場所に寄って、すごく親切な店員さん(ハッサン)がいたのでまた会えたらいいな、と思っていたらやっぱり今日もいた。
「砂漠はどうだった?」と聞かれたので「とても良かったよ!」と返すと、「君が笑顔だと僕も幸せだ。またいつか戻ってきてね。」と言ってくれた。

 

酸味の強いチーズを挟んだアエーシと青唐辛子をもらった。
飲食スペースもあり、コーヒーマシンもあった。ガソリンスタンドとバーガーキングも併設されている。
昨日会ったフランス人家族もやってきたので、カイロ⇔バハレイヤオアシス間の移動ではほとんどの人がここに寄るようだ。帰りのドライバーは寡黙で強面のおじさんだったが、ここのサービスエリアで買ったお菓子を分けてくれたり、いい人だった。

そして、4時間かけてようやくカイロのホテルに到着した。

 

■部屋からピラミッドが見えるホテル Pyramids View Inn

今回宿泊したのは Giza Pyramids View Inn(カイロ)– 2022年 最新料金

3泊で¥28,349。部屋をアップグレードしたので少々高かった。ピラミッドが見えない一番安い部屋なら¥5,000以下で泊まれる。
朝食付き、バルコニー付きの2ベッドルーム(シングルとダブル)、冷蔵庫、エアコン、薄型TV、金庫あり。冷蔵庫にはミネラルウォーターが2本。しかし部屋の清掃を頼んでも追加されることはなかった。4階建てだがエレベーターはなし。
wifiは超不安定。ないと思ったほうが良い。

チェックイン時にはオプションツアーや夕食を勧められるが、しつこくはないので簡単に断れる。私はピラミッドの乗馬ツアーを申し込んだ。(これは間違いだった。詳細は次の記事で。)

ルームツアー動画はこちら。


f:id:sakuratoanne:20220821094754j:image窓側にダブルベッドが一つ。このベッドからは寝ていてもピラミッドが見える。


f:id:sakuratoanne:20220821094654j:imageアメニティは石鹸、ボディソープ、シャンプーのみ。


f:id:sakuratoanne:20220821094748j:image日本のコンセントプラグもそのまま利用できた。タオルは厚めで吸水力◎

 

f:id:sakuratoanne:20220821094745j:imageこれから3日間、この景色を見て過ごせるなんて夢みたい。


f:id:sakuratoanne:20220821094836j:imageあの有名なKFCへ夕食を買いに。ホテルの2,3軒隣。家族連れや白人たちで賑わっていた。このとき、私は60EGPしか持っておらず近くに両替所もなかったため59EGPのツイスターセットを頼んだ。店員も観光客慣れしているのか親切だった。

 

f:id:sakuratoanne:20220821094751j:image出来立てを持ち帰りさせてくれたが、お風呂に入ったり明日の準備をしたりしていたせいでしんなりしてしまった。ポテトは日本と同じ味だが、チキンの衣が少し違っていた。

f:id:sakuratoanne:20220821094757j:image食後は屋上のレストランでエジプト初シーシャ。エジプトでは女性はあまり吸わないようで、オーダーしたときはとても驚かれた。4$と超高額。(相場は8~10EGP)
しかしこの景色。この景色のために4$ならまあ安いものだ。

 

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夕日が沈み、光のショーを見る宿泊客が増えて騒がしくなってきた。眠くなってきたので私はここで退散することにした。

(つづく)

 

 

 

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