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南伊豆弓ヶ浜温泉なごみ詩/素朴だが心のこもった料理と最高の塩湯。

こんにちは。
旅行記サイトから移転してきました、海外一人旅と温泉好きのさくらです。
コロナ禍にぴったりの小規模な温泉旅館や女一人での海外旅行の経験を記録したくブログを開設しました。(過去の旅行も掲載していきます。)

 

記念すべき最初の記事は私のお気に入りの宿、トップ3に入る

南伊豆弓ヶ浜温泉 なごみ詩 です。

では、どうぞ。

 

■南伊豆弓ヶ浜温泉 なごみ詩
■2022/03/19~20泊 ※連休真ん中の日曜日宿泊
■2名 39,600円 (1名/19,800円)

過去のレポは4Travelのサイトからどうぞ。
部屋とお風呂の詳細画像あり。

4travel.jp

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お部屋と貸切風呂

3回目のなごみ詩。上品で物静かなご夫婦2人で切り盛りしている宿。
前回はコロナ感染者数が多かった為、3部屋中2部屋の営業だったが今回は春の3連休と言う事もあり、3部屋の営業になっていた。

まん防解除前の三連休。伊豆はさすがに混んでいた。関東ナンバーのノロノロ運転のレンタカーが多く、通常よりも1時間ほど遅れて到着。
コロナ禍のためチェックイン時にすでに布団が敷かれている。食事は食堂で、翌朝の布団上げもお断りできるので、チェックアウトまで私たち以外が部屋に入ることはない。
ずっとゴロゴロしたい人には最適。
窓を開けると波の音がよく聞こえて心地良い。室内の清掃は完璧。

 

<部屋の設備>
和室10畳、展望風呂(沸かし湯)、トイレ、洗面台、家庭用の大きな冷蔵冷凍庫、ミネラルウォーター一人1本

 

宿から徒歩3分の弓ヶ浜海岸
まだ海水浴ができる気温ではないが、多くの観光客で賑わっていた。

 

貸切風呂は2か所。こちらは半露天風呂、もう一つは内風呂となっている。水回りはどうしても汚れが溜まりやすいがここはいつ来てもとても綺麗に掃除されている。
消毒のみありの源泉掛け流し。
舐めてみると少ししょっぱいが、塩湯によくある暖まりすぎて上がった後汗だく、とまではならない絶妙な温泉。真夏はさすがに厳しいが、初夏までなら気持ちよく入浴できる温度。

 

待ちに待った夕食の時間

夕食は1階の食堂で。
水とお茶はセルフで飲み放題となっている。
220円で飲み物が持ち込みできるが、料理が多いのでお酒をたくさん飲むのはおススメしない。全て美味しいので残すのはもったいない。
最初に運ばれてきたのはお刺身の盛り合わせ。

 

菜の花と白身のソテーにはハニーマスタードがかかっている。
甘み強めのソースで非常に美味しい。

なごみ詩名物の金目鯛の塩釜焼。女将が小槌で塩釜を割ってくれるので、中身を頂く。
身がふっくらしてとても美味しい。
非常にご飯がススム味だが、全部完食するために我慢…!

 

ほっとする味の茶碗蒸しと海鮮チーズ焼き。
ホタテと海老、菜の花が入っていた。
隣のテーブルの女性2人は缶チューハイを数本空けていた。あとで後悔するぞ~と思っていたがやはりこのあたりで相当苦しくなってきた模様。炭酸はお腹が膨れてしまうので、ここでは飲まないほうが良い。

 

金目鯛のアクアパッツァ。ここでも金目鯛が出てくるとは。スープも完飲!
ここで感動したのが、アサリが全てするりと殻から外れる。
私は料理が苦手で貝類を加熱するといつも貝柱が貝殻に残ってしまうんだけど、何か特別な調理法などがあるのだろうか?

 

焼肉の付け合わせのレタスはただのレタスではなくマヨネーズで和えてある。
特別な調味料を使っているわけではなさそうなんだけど、とても美味しい。
夫も、マヨネーズ以外に何が入っているんだろう?と考えていた。

菜の花のおひたしとかぼちゃのお豆腐。

 

〆の炊き込みご飯。これもここでの楽しみの一つ。大中小サイズから選べる。
この時点でみんな満腹で苦しいと思うけど、小でいいから食べてほしい。
毎回ハズレなしのとても美味しい炊き込みご飯。

 

デザートはミカンの寒天ゼリーとキウイ。
満腹で苦しいお腹には酸味のあるフルーツは嬉しい。

 

お品書きはシンプル。
食堂近くにいるスヌーピー。日中は椅子に座っているが夜はこのように寝かされている。
食事を残してしまった老夫婦が「とても美味しいのに残してしまって申し訳ない」と謝っているのが聞こえた。このように上品なお客さんが多いのも魅力の一つ。

このあと部屋で少し休憩し、再び温泉へ。
この日は3組だったが貸切風呂は2か所なので入りたいときに自由に入ることができた。

 

幸せな気分になる朝食

朝食。いつもと大きな変化はないが、安心する味。シラスと大根おろしが嬉しい。食堂隅の冷蔵庫には納豆、ネギ、ヨーグルトが入っており好きに食べることができる。

 

途中でお刺身が出てきた。
夕食で出てきてもおかしくないくらいのボリューム。
これで一人2万円弱はやはりお得。

 

ここに来る前にGoogleの口コミを書いたのだが、チェックアウト時に「口コミありがとうございます」と声を掛けてもらった。
私の口コミにも丁寧に返信をいただいた。

 

総合評価

□部屋 ★★★★☆ 古さはあるがとても清潔なお部屋。
□風呂 ★★★★☆ 温まりすぎず、ちょうど良い源泉掛け流し。
□料理 ★★★★☆ 素朴だが心のこもった料理
□接客 ★★★★☆ つかず離れずの距離感。会話を楽しみたい方には不向き。 
□再訪 ★★★★☆ あり。一番のおすすめは伊勢海老の時期。

 

実はここの宿、とある有名ブロガーさんがあまり良い評価をしておらず、「再訪はない」と言っていた。それを読むと、曲者感のあるご主人と誤解してしまい、訪問を躊躇う人もいると思う。私も最初はそうだった。しかし、実際会ってみると、上品で物静かな良い夫婦だと感じた。
HPや予約サイトを見ると、酔っ払いと喫煙者を排除したいという気持ちがひしひしと伝わってくるが、私もどちらも好きではないのでこれはありがたい。

私たち夫婦は3回もリピートするほど気に入ったし、定宿となった。
人の意見に左右されずに、自分の感覚で物事を見極めることが大事である。

今回の料理も全部美味しく、満足のいくものだった。
だが、一番のおすすめは秋冬の伊勢海老が付くプラン。私は海老が好きで伊豆の温泉宿では必ず注文するが、ここの伊勢海老が一番美味しいと思う。