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【伊豆河津温泉かわづの里 前編】猫好き必見!リピ確定!食事も温泉も大満足の秘密にしたい隠れ宿。

騒がしいホテルが嫌いな私たち夫婦にピッタリの、1日2組限定の小さな宿を静岡県河津町に発見。

繁忙期を外せば1泊1人当たり17,600円(休前日は+1,100円)、2組しか泊まれないのに24時間入れる源泉掛け流しの貸切風呂が2つあるので実質部屋風呂のようなもの。口コミを見る限り料理も美味しいようで期待に胸を躍らせながら2023年9月、まだ残暑が厳しい時期に宿泊してみた。

 

私たちの旅のコンセプト

小さな隠れ家系の宿が好き。建物の新しさや接客などはあまり気にしません。自由に入れる貸切風呂は必須。温泉の質、部屋の防音性、客層を重視します。

 

 

到着早々、猫が出迎えてくれた。ここには5匹の猫がいるがみんな人見知りのようで残念ながら近寄ると逃げてしまう。

 

 

お部屋と開放的な貸切露天風呂

お部屋は2階建てのメゾネットタイプ。1階は広々したリビングにキッチン、トイレ、お風呂。

ここは犬猫も一緒に宿泊可能(追加料金あり)。古い建物ではあるがその割には傷みもなく綺麗。

 

TVの後ろには折り畳みベッドもあった。

大きな掃き出し窓があるため明るい。庭もあるが手入れはされていないようで雑草ばかりで残念。

 

お風呂もあるが温泉が貸切で利用できるのでここは使わなかった。

 

2階は6畳の和室と寝室。

こちらの101号室は河津川に面しており、写真正面の窓の前には大きな河津桜の木がある。河津桜祭りの時期は騒がしくなるかもしれないが窓からお花見をしたい方は101号室を指定するといいかも。

 

トイレは段差があるため足が不自由な方は注意。手すりもないので怪我人の私は少々つらかった(術後8か月、リハビリが終わったばかり)。

 

貸切風呂は宿泊棟の隣に2つ。

手前がぬるめ、奥が熱めと口コミにあったが、現在は部屋ごと使うお風呂が決められているので両方は利用できない。

 

貸切風呂入口から宿泊棟を見たところ。左が宿泊棟で正面がオーナー夫妻の住居と食堂。

このように植物が生い茂ってるため、お風呂に行くだけで5か所くらい蚊に刺されてしまった。部屋にはキンチョールが置いてあったが痒み止めはなく、オーナーお手製の痒み止め(ヘビイチゴの焼酎漬け)を分けてもらった。

無事痒みはなくなったが気になる方は蚊取り線香や痒み止めを持参したほうがいい。

 

お風呂は露天風呂が一つ。小さめだが2人で入るには十分な広さ。近くの峰温泉源泉から引湯し、加水なしの少し熱めの温泉。

正面の木は金木犀の木。10月には金木犀のいい香りの中入浴できるようだ。

 

150㎝台の私が足を伸ばして座ってこのくらいの広さ。

開放感のある露天風呂で熱めのお湯がとても気持ちいい。ずっと入っていられる。


しかし立ち上がると102号室の2階の窓が見えてしまう。

この日は平日で私たちしかいないので気にならなかったが対策がしてあるかどうか気になるところ…。

 

カラン2つ、シャンプー・リンス・ボディソープ・洗顔フォームあり。

屋根があるけど外なので真冬は注意。

 

脱衣所にはスキンケア用品一式にドライヤー、キンチョールがあった。

 

温泉成分表。

 

 

海の幸盛りだくさんの夕食

夕食は母屋の食堂でいただく。

 

最初に運ばれてきたのはお刺身の船盛。思わず、おお~っと声が出てしまうくらい豪華。これで二人分。新鮮でキラキラと輝いてどの魚から食べようか迷ってしまう。

 

小鉢と大きな栄螺。

里芋とオクラのお浸し。

 

栄螺の肝のお刺身(湯通ししたもの)とトマトが丸ごと入った和風冷製スープ。

肝の色が違うのは緑の方がメスで、白いのはオスだそう。私は肝が好きなので美味しく食べられたが夫は苦手なので全部貰った。

2つ目のメインの金目鯛の塩釜焼。ふっくらジューシーでとても美味しい。

 

塩釜を開けたときの動画はこちら↓

 

伊豆は金目鯛が有名だが塩釜焼を食べられる宿は多くはない。

過去の旅行記にある南伊豆弓ヶ浜温泉なごみ詩さんでも食べられるが、最近は不漁続きで毎回食べられるとは限らないようだ。

sakuratoanne.hatenablog.com

 

 

秋刀魚とベーコン、大葉巻き。トマトソースは酸味が強く、脂の乗った秋刀魚によく合う。

 

ふと入口を見たら、猫たちに監視されていた。

しかし夫が近づいたら逃げられてしまった。

 

ズッキーニのオーブン焼き。種はくり抜かれてミートソースとチーズが入っている。

 

3つ目のメインは鮑のステーキ。伊勢海老と鮑のどちらかを予約時に選び、調理法は当日決めることができる。海老が大好きなのでどちらにしようか非常に迷ったが、鮑のステーキがシェフの自慢の一品とのことでそちらにしてみた。

すでに満腹で苦しいが、ニンニクの効いたレモンバターソースの香りが食欲を誘う。肉厚で大きな鮑は絶品だった。

どの料理も素晴らしいが、私の一番のお気に入り。

 

最後にご飯とお味噌汁。

右の絵は食堂に飾ってあったもの。伊勢海老も気になるが、また鮑のステーキが食べたい。

最初に出てきた小鉢は薄味で料亭のような味だったが、後半はトマトソースやニンニク等どちらかと言うと若者向けの味だと感じた。

とにかく量が多いので、年配の方や女性はかなり苦しいかも。大食いの私たちもかなり頑張って完食した。

口コミによると食べきれないものは持ち帰り用に真空パックにしてもらえるようだ。

 

食後はもう一度温泉に入り、それから夜食用にいただいた生春巻きを食べた。

 

ベッドに寝転がると窓から星空が見えた。

ぼーっと眺めていたら流れ星が一つ。

 



後編に続く。

 

 

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